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駅弁三昧

最近は駅弁なぞ滅多に手を出さない人だ。

∵日本の弁当は「ご飯」中心でダイエット・コンシャスの自分には、いささか糖質過多。

加えて、正直、どれもあまり変わり映えしない。 - 個人的な先入観というか固定観念もあるけれど、揚げ物や、砂糖たっぷりに煮付けた煮物、肉か魚を載せたもので繊維質不足(申し訳程度の漬物など) 。

たしかに持ち歩くから、特に蒸し暑い時期、品質保全のこともあるだろう、それはそれで伝統的な知恵で合理的。 - ただしそれに手を出したいと思うかどうかは、その人の個別事情次第。

今回の「個別事情」として、さすがに昨日の昼からまともに食べていなかったこともあって、たまたま通りかかった駅弁屋さん(たいそうな混雑)でいくつか駅弁をゲット。 - いずれも量は少なめのものを敢て選ぶ。

新潟(鮭とニシンの親子丼みたいなもの)、広島(かつぶし風味の効いたご飯とねっとりした煮穴子)、そして大船。どれもそれなりに工夫があっておいしかったけれども、よかったのは一番最後。

弁当の包み紙は、ネットで転がっている国旗版ではなく、緑・赤・黄色・茶色の地に、弁当の中身のカラー印刷がのっている。 - 万事「トランスペアレンシー」の時代、このほうが「ユーザー・フレンドリー」なのか?

能書きによると、ペットボトルのお茶がセットになっていたらしい。気づかずにレジへ持っていっても、何もつけてくれなかった。 - まあ、それはいいです。(∵別にとりわけ飲みたかった訳でもないし、荷物になるから。)

弁当のコンセプトは、自分のこれまでの食体験からの解釈というか語彙によると、いわばジャマイカ風タンドーリ・チキンと炊き込みご飯+いくつかの付け合せ、と言った感じ。

このチキンの味付けについては、ネットで調べると昨今では専用スパイスミックスも売られているらしい。 - 自分は知らなかった。

味は、暑い地域らしいスパイス・ハーブ類(「オールスパイス」というのは自分的には食体験が少なくて感じ取れないけれど)の風味があちこちに張り巡らされているのが印象的。エスニック料理屋のテイクアウト弁当ならともかく、駅弁でこのレベルの味付けが食べられることに、時代の移り変わりを感じる。

付け合せは、鯵鮨弁当で著名なあの老舗らしく、鯵のエスカベージュ風のものもあったけれど、風味豊かなココナツミルクで刺激が適度にまろやかに。全体に酸っぱめの印象だが、暑い夏のことでもあってさっぱり爽やかで、チキンとご飯の組み合わせにうまくマッチしている。 - 自分は未経験だが、南米には「セビーチェ」とかいう、魚のライム締めのような料理があるらしい - ひょっとするとその系統の料理なのかもしれない。

メインのおかずのチキンはしっとりして柔らかく、唐揚げのように脂ぎっておらず、上述のとおりスパイス・ハーブ類の味付けがよい。 - なお、オリジナルはもう少し辛いのかもしれないけれど、このお弁当バージョンに限ればけっしてピリピリと辛いわけではない。

極めつけは炊き込みご飯で、ココナツミルクで炊いてあるというから、自分にとってはマレーシアの「ナシ・ルマ」の味。そこへインドの炊き込みご飯である「ブリヤニ」のようなカルダモンの香りをつけた黒豆がお赤飯風にポツリポツリと入っていて、噛みしめたときにとても風味がよい。

いっそ定番になったらよいのに、おそらくオマケのお茶のこともあってか都内限定・数量限定、ということらしい。お弁当商売、とりわけ話題性を狙った変り種は飽きの問題もあってなかなか難しいのだろうけれど、この夏、はたしてもう1度食べるチャンスがあるだろうか? - 自分、そのためだけにわざわざ都内の駅に出掛けるつもりなのか?

参考URL: ttp://www.afpbb.com/articles/-/3133727
       ttps://en.wikipedia.org/wiki/Jerk_(cooking)
       ttps://en.wikipedia.org/wiki/Ají_dulce

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